question.1 フランスのワイン”シャブリ”の原料葡萄品種は?
辛口ワインの定番、シャブリの葡萄品種は
「シャルドネ」です。
question.2 ワインの代表的なオフフレーバーとは?
オフフレーバーとは「欠陥臭」のことで
ブショネなどがそれにあたります。
*ブショネ:コルク臭またはコルクについた
カビっぽい匂い
question.3 ナポレオンが愛したとされるワインは何?
ジュブレシャンベルタンという腰の強い赤ワイン。
*腰が強いとはワインの酒質がシッカリとしていて
飲みごたえのある筋肉質でマッチョな感じという意味
question.4 イタリアワインの王様とは?
バローロという銘柄のカッチョイイワイン。
question.5 ワインのオフヴィンテージとは?
葡萄の出来が良くなかった年の事で反対に
葡萄の生育が良かった年をグレートヴィンテージと言います。
question.6 モノポールとは?
醸造所が単独で所有する区画の畑の意味です。
いかがでした?
「簡単すぎた」という方、ごめんなさい。
ワインは非常に歴史のある飲み物ですが、その歴史や背景を知っていくとなんだか少し
怖くなることがあります。
特に高級銘柄になるとその背景には色々なエピソードがあり、ワインとは単なる飲み物以上の
ものであり、歴史や社会に深い関わりを持っています。
古い時代、貴族たちはワインの生産地を掌握し、最高品質のぶどう畑を所有することがステータスの象徴となっていた。どれだけ高価なワインを持っているかが、その人物の地位や影響力を示す重要な要素だった。
貴族とワインの歴史は長く、特権階級におけるワインの地位や重要性が時代ごとに異なるエピソードとして残っています。以下は、その中でも特に興味深いエピソードです。
1. ローマ時代のワインと権力の象徴
古代ローマでは、ワインは富と権力を象徴する飲み物とされ、貴族や政治家は宴会で高級なワインを振る舞いました。彼らは、ワインの味や品質にこだわり、特別な品種やブレンドを好んでいました。ローマ帝国の崩壊後も、ワインはヨーロッパの上流階級にとって特別なものであり続けました。例えば、ローマの貴族は宴会で希少な品種や長期熟成されたワインを楽しんでいました。
2. フランスの貴族とボルドーワイン
中世からルネサンス期にかけて、フランスのボルドー地方は貴族社会で特に人気のあるワイン生産地となりました。ボルドーワインは、フランス王室だけでなく、英国の王室や貴族にも愛されていました。12世紀にはイングランド王ヘンリー2世がフランスのアリエノール・ダキテーヌと結婚し、ボルドーワインの取引が活発化しました。この縁で、イギリス貴族にもボルドーワインが広まり、貴族間の交流や贈答の品として重要視されました。
3. シャンパーニュと王族のシンボル
17世紀、シャンパーニュ地方で発展したスパークリングワイン(シャンパン)は、フランス王室や貴族の宴会で人気を集めました。特にルイ14世の宮廷で、シャンパンが祝宴の定番となり、フランス革命以前の貴族文化に欠かせない飲み物として定着しました。シャンパーニュの「モエ・エ・シャンドン」や「ヴーヴ・クリコ」といったブランドも、この時代に支持を得て発展しました。
4. オーストリア・ハプスブルク家とトカイワイン
オーストリア・ハプスブルク家やハンガリーの貴族は、「ワインの王」と称されたトカイワインを珍重しました。特に神聖ローマ皇帝であったレオポルト1世やマリア・テレジアが愛飲したことで知られ、トカイワインは「貴族のワイン」としてヨーロッパ各地に広まりました。また、トカイワインは甘口のデザートワインで、貴族たちは食後の贅沢なひとときにこれを楽しんでいました。
5. ルイ15世と「ボトルの発明」
18世紀のフランス王ルイ15世は、ガラスボトルの使用を公式に許可した王としても知られています。これにより、ワインの長期保存と輸送がしやすくなり、貴族たちはヴィンテージワインを貯蔵して楽しむことができるようになりました。また、ワインが貴族の社交場で重要な役割を果たすようになり、ボトルに刻印や銘柄が付けられるようになってワインの高級ブランド化が進んでいきました。
貴族たちは、ワインを単なる飲み物以上のものとして位置づけ、その生産地や種類、保存方法に強いこだわりを見せてきました。この歴史が現在のワイン文化にも色濃く影響を与え、特定のワインが「高貴なイメージ」を持つ背景にもなっています。
最後までお読みくださり有難うございます。
皆様、ごきげんよう。
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