リースリングは、白ワインを造る葡萄品種の中でも高貴な品種と言われています。
シャルドネと共に人気の高い品種で、ドイツ白ワインの主力品種といえます。
また、品種の持つ多様性と魅力的な味わいが世界中で愛されています。
このワインは、甘口から辛口まで幅広いスタイルがあり、フルーティーで爽やかな酸味が特徴です。
一般的にドイツワインの白というと「甘口」のイメージでしょうか?
確かにリープフラウミルヒなどは甘口で、なんとなく「ワイン初心者」の為のワインといった
位置づけなのかも知れませんが。
しかしリースリングの実力は「甘口」だけではありません。
「極甘口」から「極辛口」まで実に様々なスタイルのワインを造る事が出来ます。
豊富な酸を持つため長い熟成に耐えることが可能で、良い熟成を経た高級品になりますと
得も知れない芳香を放ち、まさに「エレガント」という表現がふさわしい気品に満ちたワインと
なります。
こういったワインに巡り合いますともうほとんど身体中がかぐわしく匂いたつような感じです。
決してオーバーではなく。
まあ、そんなワインを飲む機会はほとんどありませんが・・・
この記事では、リースリングに合う料理を初心者にも分かりやすくご紹介します。
リースリングの特徴
リースリングは、香り豊かで酸味が心地よい白ワインとして知られています。
典型的な香りには、リンゴ、桃、洋梨、シトラス、蜂蜜、そして時には花やミネラルの
ニュアンスも含まれます。
この多彩な味わいが、さまざまな料理とのペアリングを可能にしています。
リースリングに合う料理のポイント
リースリングの酸味とフルーティーさは、以下のような料理と特に相性が良いです:
- スパイシーな料理
- 例: タイ料理のグリーンカレー、四川風麻婆豆腐、インドのチキンティッカマサラ。
- 理由: リースリングの甘味がスパイスの辛さを和らげ、全体のバランスを整えます。
- シーフード料理
- 例: エビのグリル、ムール貝の白ワイン蒸し、スモークサーモン。
- 理由: リースリングの爽やかな酸味が魚介類の繊細な風味を引き立てます。
- 白身肉料理
- 例: ローストチキン、ポークのソテー、七面鳥のクリームソース添え。
- 理由: 柔らかい白身肉には、リースリングの軽やかな果実味がよく合います。
- フルーツを使った料理
- 例: アプリコットとブルーチーズのサラダ、桃のグリル、リンゴのタルト。
- 理由: ワインのフルーティーさが、フルーツを使った料理と調和します。
- チーズプレート
- 例: ブリーチーズ、ゴルゴンゾーラ、マンステール。
- 理由: 甘口のリースリングは、塩味の強いチーズと特に相性が抜群です。
リースリングと地域ごとの料理
リースリングは、産地によって味わいに違いがあります。それぞれの特徴を活かした料理を
選ぶとさらに楽しめます。
- ドイツ産リースリング
- マイルドな甘口なら、豚肉料理やザワークラウトが好相性。
長期熟成を経た極上品なら敢えてワインそのものを楽しむのも。
- マイルドな甘口なら、豚肉料理やザワークラウトが好相性。
- フランス(アルザス)産リースリング
- 辛口が多く、シーフードやクリーム系の料理にぴったり。
- オーストラリア産リースリング
- 柑橘系の爽やかな酸味が特徴で、アジア料理やスパイシーな料理と。
初心者におすすめのリースリングと料理ペアリング例
- 簡単な家庭料理
- エビとアスパラガスのソテー
- 鶏肉のレモンバターソース添え
- おもてなし料理
- スモークサーモンとクリームチーズのカナッペ
- フルーツとナッツのチーズプレート
- デザートペアリング
- 洋梨のタルト
- パンナコッタとフルーツソース
リースリングで食卓を彩るコツ
リースリングは、その多彩な味わいが初心者にも親しみやすいワインです。
甘口のリースリングを選べば、デザートやスパイシーな料理とマッチし、辛口のリースリングを
選べば、シーフードや白身肉との相性が抜群です。
料理のスタイルやシーンに合わせて選べば、さらに楽しい食卓が広がるでしょう。
ぜひ、リースリングを手に取り、お気に入りのペアリングを見つけてみてください!
最後までお読みくださり有難うございます。
皆様、ごきげんよう。
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