お正月料理と言っても様々ですが・・ 和食がメインの場合、合わせるワインは何?
皆様、ごきげんよう。
いよいよ年の瀬、今年も残り僅かとなりました。
年末から新年にかけていただくお料理は普段と少し違うもの、でしょうか・・・。
お取り寄せのオードブルだったり、御贔屓のお料理屋さんに予約したお節料理、
あるいは材料を吟味しご自宅で腕を振るって素晴らしいご馳走を造る方・・
私の子供時代、家のお正月料理と言えば和食のオンパレードでして”(-“”-)”元日は何とか
我慢したものの2日目は「もういらないなぁ」の心境でした。
今はそのお正月料理も様変わりし、どちらのご家庭でも和食の良さを取り入れつつ、
時代にマッチしたバラエティーに富んだお料理を用意されているように拝察いたします。
今日はいきなり先頭に「ドイツの白ワイン」を紹介しています。
「お節料理にシャンパーニュ」を紹介する記事も多くあり、その組み合わせも良いと
考えますが、シャンパーニュにも色々なタイプがあり、ブラン・ド・ブランのようなキレの
あるタイプのものだと和食比率が高い日本のお節料理にはちょっと??
確かにシャンパーニュで通すのはちょっと”粋”な気もするのですけど・・・
お正月のお料理は全体的に素材に味を含ませているものが多いです。
味わいは「酢」「お醤油」「お砂糖(みりん)」「鰹と昆布の出汁」などを感じます。
料理に使った調味料も併せて考えてワインを選ぶと良い組み合わせになります。
上に貼っているのは葡萄品種が「シルヴァーナー」と「ミュラー・トゥルガウ」の混醸で
飲み口はカビネットということで「やや甘口」の仕上がりです。
こちらは女性や普段ワそれほどワインを飲み慣れていない方にも受け入れられやすいと
思います。
シルヴァーナーという品種はやや酸度が高いですが、ミュラー・トゥルガウをブレンドする
事によりバランスを保っています。ミュラー・トゥルガウにはマスカット葡萄のような香りが
感じられパッと華やぐ飲み口です。
こちらの醸造所は家族経営で品質の良いワインを造っていて、大規模醸造所にはない個性と
クオリティーの高さをこの価格ながら十分に味わっていただけます。
特に、バラ寿司のようなお寿司には好相性で、黒豆やお煮しめにも広くマッチングします。
ドイツと言えば白ワインの場合「リースリング」という品種が代表選手ですが、時には
違ったタイプのものを選ぶのも良いと思います。
次に下に貼っているワインですが、過去の私のコメントノートに
「ラベルの絵が非常に細かくて繊細。色調は黄色が濃く輝きがある。
飲む前から香り全開!な感じでよく熟した白桃や洋ナシの香りが豊富。
しっかりとした骨格に支えられた酸が綺麗でこなれている。
余韻も長くバランス絶妙」
と書いています。
こちらの白は「リースリング」100%。品種の良さが良く出ていると思います。
一言でいうならエレガントなワインでしょうか・・
上に記載のワイン2種は全く趣きの異なるものですが
ドイツワインの白でも原料葡萄品種が違うとその味わいも当然違ってきます。
でも、共通している点に「飲みやすい」=「フルーティーな味わいと生き生きとした酸」が
あげられます。アルコール度数が低めのものも多く、特に女性には受け入れられやすいと
言えるでしょう。
やや甘口のほんわりしたタイプのものも、辛口でシャープな酸を感じるタイプでも原料の
葡萄を感じどちらも優雅な印象を受けます。
そこがドイツワインの魅力と言えます。特に午後の早い時間の集まりや和食全般、そして
中華料理にも幅広く対応できますのでお料理とのマッチングに迷ったらドイツワインから
選んでみるのもアリです。
*こちらのサイトではこれまでの私の仕事柄、実際に飲んで
テイスティングノートにコメント記載のあるワインについて
ご紹介させていただいております。
「嗜好品」ということで人様にお薦めするというのは少々
難しいのですが・・・
最後までお読みくださり有難うございます。
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