メルローの魅力とは?
皆様、ごきげんよう。
カベルネ・ソーヴィニョンもメルローもフランス・ボルドー地方をの赤ワインを造る代表的な
葡萄品種です。というより世界的に有名な品種ですね。
ボルドー地方はこの2品種のほかにカベルネ・フランという品種とあと補助的に2品種ほどの
葡萄を使ってワインを造ります。
ブルゴーニュ地方のワインが単一品種から造られるのに対し、ボルドー地方は複数の葡萄を
混醸します。
ワインを飲むとき使用葡萄品種の混醸比率について意識したことってありますでしょうか?
これはラベルには記載されていません。飲む側は購入する先の説明文などで確認することに
なります。
メルローという品種はカベルネ・ソーヴィニョンより早熟で葡萄の粒がやや大きいです。
果皮もこちらの方が黒っぽいように思います。
ボルドー地方の赤ワインにはC・S(カベルネ・ソーヴィニョン)比率の高いもの、M(メルロー)
比率の高いもの、半々くらいのものなど様々です。
また、ヴィンテージにより同じシャトーでも混醸比率が違っていたりします。
メルロー比率の高い赤ワインはスパイシーさは押さえ気味で果実感たっぷり、芳醇でまったりと
した飲み口のものが多いです。
私個人的な好みで恐縮ですが、この感じはとても好きです。メルローを栽培する国は多くあり
ワイン伝統国でもニューワールドでも葡萄品種メルローの赤はたくさんあるのですが・・・
私が好んで選ぶのはボルドー・フロンサック村の赤です。
理由としてはパフォーマンスの良さが挙げられます。この村のワインは格付けなどないので
比較的求めやすい価格ですし、小さな村ですが優秀なワインを多く輩出しています。
それもそのはず、醸造にミシェル・ロラン(ワイン業界では有名な人)が携わっていたり
シャトーによっては葡萄の収穫を100%手摘みで行うだとか、熟成にオーク新樽(高い!)
を惜しみなく使っているなどこだわりをもったところが多いです。
ブラインドで同じ価格帯のサンテ・ミリオンと比べても判別が難しいかもです(‘ω’)
洗練された感じのワイン、というイメージではありませんがタンニンは柔らかく、舌触りは
滑らか、黒系果実をジャムにしたようなとんがったところのない味わいが魅力的です。
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