皆様、ごきげんよう。
私はワインを含めた酒類業界に長く携わってきたのですが、ワインと出会った頃から
現在に至るまで、ずっとライフスタイルにワインのある暮らしを続ける理由について
何回かに分けてお話しさせていただきたいと思います。
偶然にもこちらのブログに来て下さった方、はきっと普段ワインを飲まれる方や少なからず
ワインに魅力を感じていらっしゃる方と推察いたしますが・・・
初めてワインを飲んだ時から美味しいと感じました❓
私の場合、ワインとの出会いはかなり昔のことです。その時の印象は「あれっ?ワインは
葡萄から造られているのに葡萄の味がしないなぁ・・」でした。
ワインの原料が葡萄であることは知っていました。ちなみにビールはホップが原料だと
思っていました。当時は・・( ;∀;)
グラスの中の赤ワインは美しく輝くルビー色で、お店の照明も手伝ってかとても魅力的な
飲み物に見えたのですがイメージしていた味わいとは違っていました。
私にとってのFirst Wineは「口の中にアルコールの感じがワッときて渋みが多い飲み物」
で、その味わいにそれほど惹かれるものはありませんでした。
ただ、ワインのボトルやグラスはとてもお洒落な感じがして、これまで見慣れた日本酒の
お銚子やお猪口、瓶ビールやジョッキの生とは一線を画し、テーブルの上でとてもエレガントに
見えたのです。ここは最初から強く惹かれました。
その時飲んだワインがどこの国のものだったかは覚えていませんが、しばらく経って全く味わいの
異なる赤ワインを飲む機会がありました。
赤ワインの味は既に頭の中にインプット済みですから「恐らくこれも・・・」の気持ちで飲む
訳です。
「いや、違ってる、全然違う」と感じました。一瞬軽いジョブをくらったみたいな感じ・・。
前回のものとは別物だと感じました。そのワインはドイツの赤でした。
そして、その味わいは多少の渋味は感じましたがほんのりと甘かったのでした。
*ドイツの赤ワインが全て甘口ではない、ということはその後ワインを勉強するように
なって知りました。勿論白も。
その頃はワインについて何も知らず「これだったら飲めるわ💡」と。
で、ドイツワインの赤と白を自分で買って飲んだところ、白も甘くて美味しかった( ^^) _U~~
特にドイツの白ワインは原料の葡萄を感じることができたし、葡萄ジュースがお酒になったよう
で飲みやすかった。
「原料が葡萄なんだからこちらが本物なのかしら?」と。
それからは時々ワインを買ってくるようになりました。
でも、産地や葡萄品種、辛口や甘口があることなど知らず、ボトルの形の美しさやラベルの
見た目で選んでいたので当然「これは当たり!これは外れ・・」の枠の中でした。
色々な生産地のワインを飲んでいくと「葡萄」をあまり感じないワインがほとんどで
赤には渋みがあり、白はシュワッとした酸味がある、ということが解りました。
でも、こうしているとワインに少し興味が出てきたのも事実です。
書店でそれらしい本を購入し「Sommlierお薦めの1本」を実際に買ってきて、
プロが書いたテイスティングコメントを見ながら飲んでみる🍷
というようなことをやっていました。
この辺りから沼にはまっていったように思います。
そういうことをやっていると、同じ葡萄品種でも葡萄が育つ環境(産地、畑、気候、風土、etc)
によって出来上がるワインの味が違ってくるということがぼんやりと理解できるようになりました。
そして何より、グラス1杯程度のワインが自分の身体にとても合っているように感じられ、
具体的には他のアルコールに比べ次の日がスッキリしているといったことです。
ワイン自体は酸性ですが、身体に入るとアルカリ性に働くため、(つまりはリンゴなどと同じと
いうこと)疲れてくると酸性に傾く身体に野菜や果物を摂取するのと同じような効果がある
ということです。
ワイン雑誌片手に飲みながらお勉強、が私の一人時間の定番となり、こうして少しずつ
ワインの知識が増えていくことは私にとって愉しいことでした。
ただ、当時は資格を目指すというより、好きだからもっと知りたいという気持ちでした。
最後までお読みくださり有難うございます。
また続きの記事でお目にかかれますように。
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