ワインの味わいを表現する言葉/テイスティングコメントを書いてみる

テイスティング

皆様、ごきげんよう。
このページではワインの外観や味わいについて表現する言葉について書きたいと思います。

私達は1本のワインについてのテイスティングコメントをとるとき、最初にグラスに注がれた
ワインの色調や粘性、水平に見た時の表面張力などを見ます。
その後、実際に口に含みアタックはどうか?そして舌のどの部分で酸味や渋味、あるいは甘みを
感じるか、また、飲み込んだ時の感じ、飲み込んだ後の鼻に抜ける香りや余韻などを探って
いきます。

それをテイスティングシートに表記するか、口頭で伝えたりします。
セミナーなどでご参加の皆様と一緒にテイスティングを行うときは、口頭で述べることが多い
です。

この時、会場の皆様に理解を得られるよう話すことはとても重要なことだと思います。
独りよがりな、あるいはワイン教本に記載されているような難しい表現ですと
「ワインって小難しい・・・」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

前回ワインテイスティングの方法(赤・白)について書きました。

飲んだワインの印象を、自分の頭の中に記憶として残しておくこともできるでしょうが
限界があると思います。
一緒に飲んでいる方と共有したい感想や、後日今日の素敵なワインを知り合いに教えて
あげたいと思うことがあるかもしれません。
そんな時、香りと味わいについて具体的に表現するとなるとどんな言葉を選びますか?

人に解るように伝える訳ですから「単語」でもって表現しなくてはなりません。
これがまた実に多くあり、香りにしても実際自分が嗅いだことのない香りは到底
理解できません・・・。

☝ワインの味わいについて伝えたいときは、どなたにも解っていただけるような
言葉を選ぶべきです意味不明な難しい言葉は全く必要ないです。

下にたとえられることの多い表現についてまとめてあります。
参考になさってください。

 <赤ワイン>
香り・・・ラズベリー、黒すぐり、カシス、ミルティーユ、チェリー、プラム、胡椒、シナモン、丁子、ナツメグ、タイム、杉、松、ヴァニラ、
タバコ、ナッツ、コーヒー、チョコレート、  など

味わい・・・辛口、甘口、滑らかな、芳醇な、若い、タニックな(渋みの多い)、濃厚な、柔らかい、熟成感のある、バランスの良い、絹のような、
繊細な、エレガントな、  など

 <白ワイン>                                 
香り・・・ライム、レモン、グレープフルーツ、リンゴ、洋ナシ、白桃、パイナップル、ライチ、パッションフルーツ、マンゴ、メロン、青草、若葉、
ピーマン、ハーブ、アカシア、あんず、  など
 
味わい・・・極辛口、辛口、やや辛口、やや甘口、甘口 極甘口、フレッシュな、酸味のある、生き生きとした、若々しい、硬い、ミネラル、  など

このような単語を組み合わせ、グラスの中のワインを表現(あるいは評価)します。
ある程度単語を覚えておくことは必要です‼
(例)白ワインの場合//若々しくフレッシュな印象でレモンやライムの香
   りのスッキリとした辛口のワイン、となります。
   レモンやライムを感じるのに味わいが極甘口とか熟成が進んでいる
    とはなりません。

相当な味オンチでなければ難しいことではありません。

本気でテイスティングノートに残したいと思われる方は、ワインのラヴェルの
写真やヴィンテージ、どんなお料理と一緒に飲んだか…など書いておくと
読み返した時一層記憶がよみがえります。
単語が繋がって一つのフレーズになれば白帯レベルです( ^^) _U~~

最後までお読みくださり有難うございます。

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