皆様、ごきげんよう。
少しずつ近づく春の気配を感じながらふと春の可愛い花、「ミモザ」を
思い出しました。
子供の頃、登下校中通るお宅の庭は、春になるとミモザの花が満開でした。
そんなミモザの花から「バックスフィズ」を連想してしまいました・・ ^^)
シャンパンとオレンジジュースのカクテルで、よく似たものに(見た目はほぼ同じような)
「ミモザ」というカクテルもあります。
どちらも同じと思っていましたが使うグラスの形状、氷を入れる、入れない、シャンパンと
オレンジジュースの比率などレシピは少し違うようです。
シャンパンを使うのが美味しいのでしょうけどプロセッコなどでも十分満足できます。
自分が飲むためにキッチンで作るときの割合はいい加減で、50/50くらいのことが多く、
「贅沢なオレンジジュース」という感じです。
もう少し暖かくなったらまた飲んでみたいです。
🥂 いつものバックスフィズ
仕事終わりに、彼女はいつも同じバーに立ち寄る。カウンターに腰を下ろし、
いつものバックスフィズを注文する。
「いつものでいいの?」 「ええ、お願いします」
グラスに注がれる炭酸の音と、ライムの爽やかな香りが、彼女を包み込む。
彼女にとって、バックスフィズは単なるカクテルではない。それは、一日の疲れを癒し、
心を解き放つための特別な時間。
初めてこのバーを訪れた日、彼女は何もかもがうまくいかず、心が深く傷ついていた。
「何か飲みたい気分だけど、何を頼めばいいか分からない…」
バーテンダーにそう伝えると、彼は優しく微笑み、こう言った。
「それなら、バックスフィズはいかがですか? きっと気分転換になりますよ」
勧められるままに口にすると、そのフレッシュな爽快感と、ほのかな甘さが彼女の心に
じんわりと染み渡った。
「これだわ…今の私の気分にピッタリ・・」
その日から、バックスフィズは彼女にとって特別な一杯となった。
仕事で嫌なことがあった日も、疲れて何もかも投げ出したくなった日も、バックスフィズを
一口飲めば、心がすっと軽くなる。まるで、魔法の飲み物。
「いらっしゃいませ」 「いつものバックスフィズを」
バーテンダーとの他愛もない会話も、彼女にとっては大切な時間。
「今日は何かありましたか?」 「ええ、仕事でミスが重なっちゃった…」
グラスを傾けながら、ぽつりぽつりと話し始める。
バーテンダーは、いつも静かに、そして優しく耳を傾けてくれる。
「ゆっくり休んでいってくださいね」 「ありがとうございます」
バックスフィズを飲み干し、彼女は微笑む。
彼女にとって、ここは特別な場所。
心を癒し、明日への活力を養うための、大切な場所。
今日もまた、バックスフィズが、彼女の心を優しく包み込む。
Fin
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